教育目標・方針・方法

夢を育て大地を耕す

1. 教育目標

少子高齢化や人口減少社会への対応、感染症との共存など、変化し続ける時代の先を見据え、地域農業の持続的な発展のため、本学と研究機関や普及現場、農業団体・企業が一体となって、次々と生み出される革新的技術を活用した実践的な技術教育を行い、自ら地域農業の強みを深く知り、農業による地域振興を通して次の時代を拓く人材を育成する。

2. 教育方針

(1) 農業に携わる者としての自覚を持ち、農業に取り組む自身と誇りを醸成する。
(2) 農業経営・農家生活に必要な専門的な知識、高度な技術及び幅広い教養を備えた人材を養成する。
(3) 地域農業のリーダーに必要な判断力、企画力、マネージメント力を養成する。
(4) 社会情勢の変化に対応できる視野と創造力・適応力を養成する。

3 . 教育方法

(1) 総合農学科

  • 大学や行政の専門職員のほか、試験研究機関や農業大学校職員等による講義・演習・実習において、専門的かつ総合的な教育を実施する。
  • 実習の割合を50%以上とし、プロジェクト学習等個々の問題意識を高め、より実践的な教育に取り組む。
  • 先進農家等への派遣実習や県内の新たな取り組み、優良な経営事例等を学ばせ、実践的な経営感覚の習得を図る。
  • 社会性を備えた人格形成ができるよう、各種行事への積極的な参加を図る。

(2) アグリビジネス科(農業経営者養成コース)

  • 農業法人等で実施するインターン実習や講義・演習を通じて、技術や経営管理等の実践的な農業経営を学ぶことにより、卒業後、農業の現場において即戦力となる人材の育成を図る。
  • 農業経営者に必要な経営分析やシミュレーションに基づく具体的な経営計画の策定や、県内外の優良な経営、先進的な事例調査等により実践力を身に付けさせる。

(3) 研修課程

  • 研修は、講義及び実習を中心に行う。
  • 県農林水産研究所と連携し、新技術や革新技術を習得させる。
  • 先進農家の協力を得て、実践技術や応用技術を習得させる。
  • 指導は農業大学校の職員が行うが、必要に応じて外部から講師を招聘する。

(4) 各科・課程共通

学生及び各種研修受講者を対象に、農業に関する各種免許・資格が取得できるように指導する。