イチゴの生体情報モニタリング技術を学ぶ
ひめカレでは、1月7日、16日に愛媛大学先端農業R&Dセンター植物工場人材育成プログラムと連携し、愛媛大学農学部の高山弘太郎教授・藤内直道准教授らを招き、植物の生体情報計測や診断方法等について最先端のデジタル技術を学びました。
初日は、藤内准教授の講義を受けたのち、愛媛大学などが研究開発し、現場実装を進めているリアルタイム光合成蒸散計測システムをイチゴハウス内に設置しました。
2日目は、収穫量に直結する光合成や蒸散の速度、気孔の開閉状況を10日間モニタリングし、得られたデータを見ながら、実際に光合成速度が低下した場合の気孔の閉鎖程度や乾燥状況などを確認し、加湿や遮光など必要となる対策を検討しました。
今回の講義・演習でデータの収集・分析、栽培管理方法の改善策などを学んだアグリビジネス科の学生は「将来はイチゴ農家になることを目指して4月からJAで研修する。モニタリングなどのデジタル技術はこれから必要だと思うのでとても勉強になった。」と感想を述べていました。
生産性の向上や経営の効率化・安定化を図るため、デジタル技術を使いこなせる農業者の育成を目指し、農業DX人材の育成を進めていきます。



