農業DX公開講座(第4回)を開催
1月15日、農業DX公開講座の第4回講座を開催しました。
今回は水稲においてスマート農機やデジタル機器を活用し、作業の省力化や効率化に加え、生産性と品質向上を実現し、経営改善を進めている事例について紹介。農業者や生産現場の指導者、ひめカレ学生ら76人がリモートも含め受講しました。
水稲を栽培する沖野順一さんは、スマート農機を導入し作業の省力化を図るとともに、経営管理ソフトと作業機械をリンク、電子地図を組み合わせてほ場管理の効率化を図っています。「スマート農機は作業の省力化だけでなく、作業精度の向上や経験の浅い人でも操作が可能になる。データを活用すると、食味と収量を両立させることも可能。経営管理ソフトは作業の進捗状況確認のほか農地所有者の情報や作付けに関するデータも紐づけられるので、たいへん重宝している。」と説明がありました。
(株)中四国クボタの大谷和樹さんは、自社の営農支援システム(KSAS)を紹介。「このシステムは、ほ場管理、作付計画、作業記録を一元的に管理。作業の進捗状況が地図上で確認できるほか、システム対応機械と組み合わせると、機械の稼働状況が共有でき、トラブルの未然防止にも役立つ。」と説明がありました。
次回の農業DX公開講座は1月21日(火)にかんきつ栽培におけるドローン防除をテーマに開催予定です。