令和6年度 農業革新挑戦塾を開講
ひめカレでは、将来の愛媛農業を担い、地域農業のリーダーを育成する「農業革新挑戦塾」を6月21日に開講しました。この塾は、県内の若手農業者を対象に経営管理やマーケティング、農業DX、海外輸出など、農業経営者として成長していくために必要な知識を習得するとともに、自ら策定した将来ビジョンを実行し、儲かる農業を実現できる経営者を育成するものです。
今年度は県内6市から7人の農業者が参加し、6月から2月までの期間、農業関係者だけでなくレストラン経営者やWEBサイト制作者、ITコーディネータなど幅広い分野の最前線で活躍する講師陣から講義を受け、中小企業診断士らのアドバイスを得ながら自らの経営状況を生産、販売、消費や産地を取り巻く環境など様々な視点から分析したうえで、経営戦略と行動計画を作成し、将来に向けた革新的な経営計画を策定します。
初日は、(株)マルブンの眞鍋明会長から、経営者のあり方として「経営者は周りの人を幸せにする人、経営の基本を身につけてほしい。」との話があり、昨年の受講生で伊予市の福岡芽衣子さんから「経営計画を立てることで、目標がはっきりし、やることが明確になった。」とのコメントがありました。
また、経営計画策定の指導に当たる中小企業診断士の岡本陽さんは「経営計画は失敗する可能性を下げることができる。この時間は、他のことは考えず、自分の未来を考える時間にしてください。」とアドバイス。
今治市上浦町から参加する井上洋平さんは「観光いちご園を経営して5年目、この講座で販路やブランディングを学び、収益向上を目指したい。」と意気込みを語りました。