スマート農業から見えるミライ
5月27日に愛媛県の農林水産研究所で最先端のスマート農業機械を見せてもらいました。
農業大学校で農業機械のレッスンをしていますが、操作のコツをつかむには時間がかかっていて、中でも田植え作業には熟練の技が必要です。
しかしどうでしょう、最先端の田植え機は、衛星からの電波を受けて自分の正確な位置を測り、水田内を自動走行でまっすぐ走っていくんですね。
実際に、生まれて初めて田植えをする研究女子が搭乗していましたが、美しいほどまっすぐ! 手動走行でも田植えをしましたが、右に左にその差は歴然です。
しかも、普通は手で散布している「肥料」、「虫や病気を防ぐ薬」、「雑草を防ぐ薬」を、田植えをしながら3つ同時に自動でまくんです。適量をピンポイントでまくため、環境にも優しい。ついでにコスト的にも優しい。すご~ぃの一言でした。
スマート農業の「スマート」は「かしこい」という意味だそうです。しかし、限りなくまっすぐにそろった苗を見ていると、「すらりとしておしゃれ」という意味もあてはまる気がしました。
農業は進化し続けています。そのスピードは考えているよりはるかに速く、既に農業に新しい時代がやって来ているんですね。
※ヤンマーの皆さん、愛媛県農林水産研究所の皆さん、ありがとうございました。驚きの技術の連続でした。